測定があった次の日の夜は、お疲れ様会であった。やはり慣れないことは慣れない。面倒くさいことは面倒くさい。毎回…といっても、それほど年月を重ねていないニシウラであるが、測定から逃れた巣山がケータリングを用意して、栄口をもねぎらうという手の施しようである。 20歳以上はビール、以下はジュースで乾杯。わいわいがやがやと色々な食べ物ががんがんと10人の胃袋へと入っていく。 「しかし……まぁ、レンが早々にエースになっちまうとは思わなかった。」 阿部が巣山秘蔵のきゅうりのぬか漬け(これだけは栄口も触れたことがない)をぼりぼり食べながらレンを見やるとレンはキョドッときょどりながらもウヒと笑う。忙しい。 「まぁ、レンはどのみちあと2年したら自動的にエースになってたと思うけどね。」 西広の言葉にへ?と全員が本人を見る。え?気づいてないの?という顔をして全員に言う。 「攻撃士。武器を使った戦闘ではかなりのレベルもらえると思うけど?」 あ゛。 全員がすっかり忘れてたとレンを見る。レンの戦闘能力をすっかり忘れていた。彼には武器はいらないし、武器はそこいらのものでも調達してしまうし(除虫の場合はそれ用に作られた武器が必要になるが)。 「すげーなー、レン。で、レベル認定いつ?」 泉の声にレンは「い、一か月 後 だよ!」と答える。仮のレベルおよび新しい能力が開花した場合、同じ能力を測定した他のメンバーと違い、もとの病院に行き、研究者や医師の指導のもとにレベルの話となるのが通例である。 「楽しみだなー。レン。」 バンバン、と田島がレンの背中を叩く。口の中に入ってたチキンが飛び出そうになったがそれを我慢し(その変わり泉が田島の後頭部を目ん玉が飛び出る勢いで殴っていた)、う ん。と答えた。 何はともあれ、今年の人間ドッグ及び測定はうまくいったようであった。 |
わたしもおつかれさまー 笑
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