5秒後、モモカンとシガポを除く全員がそこに集結した。

 ぴく、ぴくぴく、と目蓋が動き、ゆっくりと開かれる。しばらくぼーっとしていたが、やはり豆台風によって一気に目覚めた。
「レーーーーン!おっはよー!」
「うぉっ!田島ぁ!」
「まだ熱があるんだからね!」
「気持ちは分からなくはないけど…」
「まあそうだけど…」
「田島てめぇ!」
「だぁっ!泉、落ち着け!」
「看護士さんに連絡とらないと…」
「まぁ、良かった良かった。」

 田島、阿部、栄口、沖、巣山、泉、花井、西広、水谷の会話は7秒間の間に巻き起こった。ちなみにレンは田島にぎゅうぎゅうと抱きしめられてムギュだのフニュだの不可思議な言葉を発している。
 心電図がピーピー言っている。看護士が走ってくるのが分かる。

「自分たちも患者のくせに患者の容態を悪くしてどうする」系のおしかりをこってり受け、みんなで顔はとりあえず神妙にしていたけど、視線は笑っていた。


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