4.あたらしいいちにち。



たじまっ早くしろっ!
 あと一口!
 馬鹿野郎!お前のせいで遅刻したらどーすんだよ!行くぞ!
 いってらっしゃーい。
 いってきます!いってきまーす!


 …………

 あれ?今日は一限目から?
 そう。レポ提。あぁぁ、今日はフラ語だよ…。
 がんばるしかない…。
 沖、巣山、西広、花井、水谷、元気でー、いってらっしゃーい。
 はーい。いってきまーす。いってきます。いってます。逝ってきまス。

 どたばた、どたばた。

 なんでこんなに騒がしいんだろう?という驚きで目が覚めた。ぼんやりと目を開けると昨日と同じだけどまだ見慣れない光景。
「ひょっ!」
 思わず飛び起きる。周囲を見回すと…明るい日差しが少しだけカーテンから漏れている。

 ああ、朝だ。

 何だか、訳もなく、涙が出そうになったけど、一生懸命やりすごす。
 どしよ。どしよ。ときょろきょろしていると、椅子の上に服が置いてある。どうやらそれを着ろというらしい。
 とりあえずレンは起きあがって、その服に着替えた。


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彼にとっては初めての平穏な朝。