| 朝、一番最初に起きたのは、主夫業をやっている栄口である。いつもならレンも既に起きていて、なにやら運動しているのだが、昨日は夜中まで病院の恐怖談というのを田島と泉と水谷に聞かされてなかなか眠れなかったらしい。もぞもぞと夜遅くまでやっていたのを知っている。時計を見ると6時丁度。7時過ぎには朝食なのだから、ここで起こすのも悪くはないだろう。 事情が分かっているレンはそのままに、ベッドから降りて隣のベッドで寝てるだろう誰かのカーテンをじゃっと問答無用で開ける。 隣は巣山が寝ていた。小さく「ぐびょー ぐびょー」といびき?をかきながら、たまに顔がにんまりと笑う。 栄口は……それを見て… … …… ………さっさと起こすことに決めた。朝っぱらからビミョーなモノは見たくない。 「巣山、朝だよ。」 とりあえず布団を剥ぐ。巣山はこれで良い。その隣の花井も剥ぐだけで良い。その隣は阿部だったので、とりあえず保留。水谷か花井が起こせばいい。田島とかが起こすと逆にやかましい。 反対側の窓側で寝ていたのは沖である。既にシャッ、シャッというカーテンを開ける音で目覚めていたらしく、栄口に向かって手を振ってくる。「はよぉ…」というかすれ声も聞こえてくる。それに「おはよう。」と答えながらカーテンを全開にしていく。その隣の西広は起きあがっていた。こちらは「おはよう。手伝おうか?」というちゃんとした声だったので、せっかくなので手伝って貰うことにした。どうせあと3つは寝汚い3人なのだ。あ、でもその前に。 「西広、悪いけど阿部起こして。」 「ああ、いいよ。」 朝日を浴びてもぐーぐー寝てる阿部を起こすのは一筋縄ではいかないのだ。必ず拳か足が出てくる。ただ寝汚い3人に比べると、面倒くささの比率が違う。殴る蹴るは当たり前の寝汚いヤツなのだ。 「さぁて、いきますか。」 ふん、と息をついて、カーテンを開ける。 「あれ?」 いない。 隣のカーテンを慌てて開けてみる。いない。 まさか、と思いながら一番廊下側のカーテンを開けると 泉、田島、レンが寝ていて、床に水谷が落ちていた。 「ん゛ぎゅぉぅゃぅやううやんぉヵぇえおえうえうう…………」 訳の分からない悲鳴が一番窓側からあがった。その声にレンががばっと起き、その衝撃とバランスの悪さに田島と泉がなんの音だとぼーっとしながら身を起こす。 あまりにも起きない阿部に業を煮やした西広が阿部のまぶたをこじ開けて、問答無用でシーブリー○を1滴垂らしたという事を知った時、全員西広は決して敵に回さないと朝っぱらから誓ったのであった……。 |
凶悪西広先生出張りすぎ 笑
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