1 . 序  章 


 ある日を境に人が凶暴化し、襲う。襲われた者も、また襲う。


 突如として世界を襲ったそれは様々なパニックと弊害、憶測、デマを呼んだが、「別世界から送られてきたモノ」という考えに至ったのは、偶然襲っている人をショックによって気絶させたところ、変な「虫」みたいなものが耳の穴からでてきたからである。それを研究したある国の者たちはDNAはおろか、何も分からず、そのテのプロがいる有名な学園へとそのサンプルを送った。返事は簡単。

「これはこの世界のものではない。」

 これには世界がどよめいた。

 続けて予言者のごとく書かれたことは、さらに世界をどよめかせる。

「だが、この世界のものではないものを滅するために様々な能力を持った者たちが出てくるだろう。」

 言葉は本当になった。
 全世界によって「虫」に対する協議が開かれ、「国家レベル」での「能力者探し」となり、そして探し出された者らは大抵が専属の学校に通ったりして学び、道は決められる。急ピッチでその対策は練られ、実行に移された。日本では消費税がまた少しあがったが、自分らの命が大事と考え、珍しく従った。

「除虫屋」

 「ダサい名前だよなー。」と、新しくこの地区へと作られることになった「除虫屋」ニシウラの一番年下の者が1年違う二番目に年下の者に言った言葉であり、日本での同職業者全員の言葉でもあった。
 とにもかくにも、彼ら―――「除虫屋・ニシウラ」がある屋敷に潜入したところから、話は始まる。


へーい。除虫屋ニシウラ、HTMLでの修正版です。もとのと比べると、ものすごーく加筆修正がなされております。そこんとこご承知の上、オタノシミくださいませ〜