君に、いつも「いい人」と呼ばれる。
 肉まんを断った時も、頭に埃がついて、とってあげた時も、泣いている彼を慰めた時も。

 「いい人」

 君、分かってる?
 ねぇ、本当は「いい人」じゃないんだよ?
 抱きしめて、そう…キス…したいような、仲にしたいんだよ? 凄くイヤナヤツなんだよ?
 どこまで「いい人」続けられるか、全く自信がないんだよ。

 わかってる?

 でも、君のキラキラした瞳を涙で潤ませたり、どよーん、と暗くさせたくない。
 でも、告白したい。「君が好きだよ。」って…。
 そして、そして、そして…

 ああ、こんな時間だ。もう寝なきゃ。

 明日、君に会ったら、言ってみようか?いや、部活練習後がいいか?どちらにしても、少しグルグルした頭で考える君を見ると、きっと笑ってしまう。

 そう、君の、笑顔を、独り占めしたい。


 さぁ、ベッドに入って、ゆっくり休もう。


 「告白の」夜明け前だ。